【登録販売者は難しい?】独学で受験した時の備忘録
こんにちは nyo-gultです。
今回は、2015年登録販売者試験を独学で受験した時を振り返りたいと思います。
登録販売者は、2009年に一般用医薬品(第2類、第3類)の販売に携わることができる資格です。
巷で言うところの「登録販売者は難しい?」と言った意見もありますが、私が独学で勉強し合格できた体験談をお伝えできればと思っています。
受験の動機
私は2015年当時、小売業に勤めていました。勤務先で「登録販売者試験の受験条件が緩和される…誰でも受験できる」と言うニュースを聞きいたことが一つのきっかでした。
元々、私は過去に医療機器営業やヘルスケア業界に身をおいていたので医療分野の関心が高かったことも動機の一つでした。また医療の中でも医薬品については販売経験もなく新たな領域の知識を身につけてみたいこともあり登録販売者試験をチャレンジすることにしました。
登録販売者の試験項目
・人体の働きと医薬品 20問
・主な医薬品とその作用 40問
・薬事関係法規・制度 20問
・医薬品の適正使用・安全対策 20問
合計120問/240分
【合格基準】
総得点70%以上 各科目35%~40%以上の正答率
私が使用したテキストと過去問題集
私が使用したテキスト(※最新版を紹介しています)
私が使用した過去問題集(※最新版を紹介しています)
独学勉強法とは?
テキストは1回読破してインプット終了
最初は、テキストを1回通しで読んで内容を理解していきます。
その時に私が実践したポイントは、
・重要箇所は、手書きで覚える。
2点をおこないテキストを読破しました。
テキストを1回読破するまでに4月~6月の3カ月かかりました。
過去問を繰り返し解くアウトップト重視
テキストを一通りで読破した後は、過去問を使用してアウトプットしていきます。
この過去問題集の特徴として
過去問を解いた期間は、7月~9月試験直前期まで解いていました。
勉強期間は?
4月から勉強を始め9月の試験直前期まで考えると勉強期間は、6カ月間と言うことになります。
合格基準から逆算 弱点の色分けと得意分野の把握
合格基準を把握
合格基準は、総得点の70%以上…つまり120点満点中84点以上で合格です。
言い方が悪いかもしれませんが、満点は必要ありません。
また各科目の足切り条件も意識することが大切です。
弱点の色分けをする
テキストを使用しての勉強や過去問題集を解いていく中で、必ず苦手科目に遭遇します。私の場合は、「主な医薬品とその作用」の科目で特に漢方が苦手でした…おそらく多くの方がそうではないかと思いますが…
私の場合は、この科目で漢方の問題が多く出た場合を想定して、「得点6割を目指す」と言う気持ちでいました。
そうすることで試験本番でも慌てず問題と解くことができると考えたからです。
得意分野の把握
勉強を進めていくと今度は得意科目に出くわしたりします。
テキストを読み進め過去問を解いているとアウトプットの結果が良かったりする科目があります。おそらく潜在的に興味がある分野で、必要以上に時間を掛けなくても良い結果が出る科目です…つまり得意分野と言えます。
その得意分野を把握して、高得点を目指し全体得点の貯金をつくることを心掛けましょう。
試験の時に感じたこと
とにかく試験時間240分は長いです…私は、試験時間の後半で頭が疲れ集中力が切れそうになったことを覚えています。また、なぜか背中も痛くなりました…
午前中は気力や体力は続きますが、午後の後半戦は消耗するので集中力を切らさないように気をつけて下さい。
合格後に感じたこと
当時の試験結果は98/120点で合格しました。
私の得点は、後半の科目にかけて得点が落ちる傾向にありました。
おそらく集中力が切れかかっていたのだと思います…
登録販売者試験の特徴は、多くの方が言われている通り「暗記」が中心になります。
試験範囲も広いことから、余裕をもって半年間の勉強期間はあった方が良いと思います。
小売業は、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、ホームセンター、ディスカウントストアー、百貨店など業態はさまざまありますが「一般用医薬品」の取扱いは業態の垣根を越えて販売されるようになってきました。少子高齢化社会を迎え、公的保険制度による医療費削減も喫緊の課題としてあり「自分の身体は、自分で守る=セルメディケーション」がより浸透していきます。
小売業界にお勤めの方は、どの業態でも一般用医薬品を取り扱う店舗がスタンダードになる時代に備えて、取得しておいて良い資格なのではないでしょうか?
登録販売者資格は、独学でも十分合格を狙える資格です。
「医薬品販売に興味がある方」や「医療について勉強してみたい方」にはおすすめです!!