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【書籍 感想】ゼロ 堀江貴文 ~なにもない自分に小さなイチを足していく~ 読んでみた感想書きました。

こんにちは nyo-gultです。

今回は、【ゼロ 堀江貴文 ~なにもない自分に小さなイチを足していく~】を読んでみた感想を書きたいと思います。

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なぜこの本を読んだか?

堀江さんが、世に出した著書の中でもっとも売れている本とのことです。

なんと48万部売れています。

2006年1月証券取引法違反東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決を下されて、服役中の出来事から堀江氏の生い立ち、IT会社の起業、今後の展望が本人の経験と半生を通じて書かれているエッセンス本と思い読んでみることにしました。

 

著者の紹介
 

個人的に注目したポイント

 

ポイント①:第0章 それでも僕は働きたい

いまこそ働くことを考えたい

 
堀江さんへメールマガジンのQ&AコーナーやTwitterを介しての質問は、たいていは仕事に関する相談が多いと言います。
 
人が新しい一歩を踏み出そうとするとき、スタートラインにおいては、誰もが等しく0なのだ。つまり、「掛け算の答え」を求めているあなたはいま、「ゼロ」なのである。そしてゼロに何を掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずは、ゼロとしての自分に小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。
 
引用元:ゼロ P29参照

 

引用文に出てくる「掛け算」とは、
・いまこんな会社で働いているのだが、どうすればいい転職ができるか…
・独立して企業したいのだが、どんなビジネスプランが考えらるか…
これらは著者に宛てられた質問ですが、成功へのショートカットの方法を教えたもらえると思っていたのでしょう。
著者は、人が新しいことを始める時は「ゼロからのスタート…」
小さな成功体験と言うイチを足していくことが大切であると言っています。
 
社会人経験が長くなったりすると効率化と言う名の「成功へのショートカット」とかを誰しもが思い浮かべてしまいがちですが、ちょっと待てよ…と気づきを与えてくる一節だと感じました。
 
また、著者自身の「有限会社オン・ザ・エッジ」の起業から「株式会社ライブドア」になり売上100億円以上あげる企業へと成長させた本人が10年の時をかけ実践した結果いきついた答えでもあります。
 
実業家からの本質を捉えた一節です。
 

ポイント②:第3章 カネのために働くのか?

どんな仕事にも「やりがい」はある

やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。
 
引用元:ゼロ P123
「やりがいのある仕事がしたい…」
著者は、就活生や転職活動を考えている若者たちから出てくる質問の一つです。
そして、著者は常々やりがいとは「見つける」ものなのだろうか…?
やりがいが、どこか遠くに転がっていて、それを探し求める宝探しがあるべき就職・転職活動なのだろうか?
 
著者の考え方は、「やりがい」は見つけるものではなく「自らの手で作るもの」だと言っています。
 
日々の仕事でマニュアル通りの「やらされ仕事」のみをしていると「やりがい」は、見出しにくですね。しかし、同じ仕事でも能動的に仮説を立て→実行→思考錯誤を繰り返すことで、やらされ仕事から「つくり出す仕事」に変わっていく…この変化を感じとることが大切と指摘しています。


ポイント③:第3章 カネのために働くのか

「やりたいことがない」は真っ赤な嘘

英語の堪能な人を見て、羨ましく思う。自分と同年代のベンチャー企業家に刺激を受ける。…それでも、これと言ったアクションを起こさないのは、なぜか?
最初っから「できっこない」とあきらめているからだ。
 
引用元:ゼロ P133
 
人は、越えなけらばならない壁が高すぎたり、明らかに無理そうなことがあると「できっこない…」と心理的に感じることは多いと思います。
「できっこない…」と言う悲観的な感情が、可能性と言う「心」にフタをしてしまい欲望を小さくしてしまうことはもったいない…
そして「できない理由」だけを考えるようになりネガティブな思考へ陥ると負のスパイラルにハマるというわけです。
著者が言うに突き抜けられる人の特徴として「できない理由を考える」のではなく、「できる理由から考える」と言っています。
そして、突き抜けられるかどうかは能力の差ではなく、意識の差であると…
ネガティブ思考に陥った際の思考の脱出方法を提示してくれていると思います。
 
皆さん 物事は「できる理由から考えよう!!」


ポイント④:僕が働くほんとうの理由

塀の中にいても、僕は自由だった

あなたはいま、自由を実感できているだろうか。

得体の知れない息苦しさに悩まされていないだろうか。

自分にはなにもできない、どうせ自分はこんなもんだ、この年齢では遅い。

もしもそんな不自由さを感じているとしたら、それは時代や環境のせいではなく、ただ思考が停止しているだけである。 

 

引用元:ゼロ P196

 この章では、いわゆる思考停止の危うさについて述べています。

ある程度の年齢が経つとその人なりの考えたみたいものが出てきて、新しいことへの取り組みや変化を好もうとしない傾向があります。

また、昨今はテクノロジーの進化も早く次々と新しいツールが生まれてきます。

「もう 年だから新しい事を覚えるのは無理…」と思考を停止させた瞬間に、著者は「後ろ手を回され鍵を掛けられる…」と言う表現をしオヤジの完成であると言っています。

人が考えることをやめた時、自由を失う瞬間でもあるのです。

現在は、人生100年時代ともいわれています。

歳を取ったからと言って思考停止しないようにしないといけませんね。

 

考えることをやめなれば自由を手に入れることができる…

 

著者の強いメッセージを感じます。

ゼロ ~なにもない自分に小さなイチを足していく~を読むべき人

ホリエモンの半生を知りたい人
・働くことの意味を知りたい人
・やりたいことが見つけられない人
・本当の自由とは?を知りたい人
 

まとめ
私が、著者の作品の中で最も好きな作品です。
堀江貴文の半生を描きつつ、多くの方がかかえる「仕事の悩み」、「お金の悩み」、「やりたいことの見つけ方」など著者の実体験から得た知見をもとにわかりやく説明されていると感じました。また、成功への近道はなく「ゼロに小さなイチを足していく…」と言う言葉は、このブログを読んで下さった方に心の片隅に留め置いて欲しい言葉だと思っています。
そして思考停止をしないように「できる理由から考える」を常に持ち続けることが、人生100年時代を生き抜くキーワードと言えると思います。
同じ世代を生きる人間として、著者にはいつまでも先頭を走り続けて欲しい…そんな気持ちになりました。