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【書籍 おすすめ】好きなことしか本気になれない 読んでみた感想書きました。 

 

こんにちは nyo-gult(飲むヨーグルト)です。

 

今回ご紹介したい本は、

「好きなことしか本気になれない 人生100年時代のサバイバル仕事術」

著者 南 章行

 

 

南氏は、「スキルのフリマ」株式会社ココナラの代表取締役社長

「スキルのフリマ」と言うみんなのスキルを売り買いするオンラインマーケットを運営しています。また本書は、学生時代から銀行、投資ファンドへ転職、企業再生の話やMBA取得の経緯などご自身の経験談が詳細に語られています。

 

なぜこの本を読もうと思ったのか?

 

人生100年時代、テクノロジーの進化が急速に進んでいく中で、その時代を生きて行くにはどのようにしていけば良いのか?そのモヤッとして不安な気持ちを解決するきっかけになるのではないかと思い本書を手に取りました。

 

80歳まで働ける「個人の力」とは?

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「個人の力」スキル

社会構造の変化が加速度的に速い時代になり、テクノロジー進化によってAIや自動化と言った「人から機械へ」と置き換わる時代に入っています。そして、終身雇用の崩壊、企業収益が減少することによる給与のカット、あるいは会社が倒産することもあります。

 

日本の社会保障制度を維持することを考えると、「少子高齢化」は紛れもない事実なので労働人口を維持するには「長く働く時代」が来ると著者は指摘しています。

 

では、ここで言う80歳まで働ける「個人の力」とは?

その1つ目がスキルです。

 

唯一無二のスキルを手に入れるのではなく、「複数のスキルをもつ、新しいスキルを獲得し続ける」ことが重要であると言っています。そして、1000人の中で1番になるのではなく、10人の中で1番を3つ掛け合わせることで1000人の中の1一番のレアカードを手に入れることができる。この考え方は、教育改革実践家の藤原先生の主張と一緒です。

 

これからの時代は、本業や副業、趣味を通じていくつものスキル身に着ける努力が必要な時代になってくるのではないでしょうか?

また、80歳まで働くことを考えると「若くないと新しいことを始めるのが難しい」と決めつけず、何歳からでも興味を持ったことに挑戦してみる気持ちも大切だと思います。

自分の価値観を持つこと

自分の価値観を持つことについては、本文箇所を引用して説明します。

営業畑の人で「僕は、人と話すのが好きで、コミュニケーションが得意だ。相手にいいものを勧めた結果、その人の人生がよりよいものになると思うとワクワクする」 こういう人は、「人が好きでコミュニケーションが得意」というスキルの持ち主で「人の人生をよりよくすることに貢献したい」と言う価値観の持ち主だ。これは単純に「営業スキル」とは似て非なるものだ。何故なら営業スキルは営業にしか使えないが、個人のスキルと価値観は、どんな仕事にも応用がきくからだ。

そして新たな選択肢として「このサービスは人の人生をよりよくする」と心の底から思えるベンチャーに出会ったりする。営業職ではないがやれることはなんでもやろうと飛び込んで仕事をしていたら、持ち前のコミュニケーションスキルを発揮して人材採用の領域で大活躍」と言う未来があるかもしれない。 

引用元 「好きなことしか本気になれない」 P43~P44

人は、私も含めると過去の職種や経験に囚われやすい傾向にあります。今まで、経験したことの中で「自分の価値観とは何か?」を最近問いただすようになりました。その価値観は、場合によっては新しいことを始める時にも実は持ち運び可能なものなのかもしれない・・・

また、ここでは「過去の経験はいつか生きる能力」であって未来を限定するものではなく、リセットして新しい事に挑戦できるとも触れています。

自分の価値観をもち、やれることの幅を広げることが「長く働く時代」に大切になってくるのではないかと思っています。

セルフリーダーシップ

セルフリーダーシップとは?

・目標を決めるのも、実行し達成するもの、それを評価するもの自分

引用元 「好きなことしか本気になれない」P53

 著者が「100年時代を生きるために最も大切なこと」として、セルフリーダーシップを上げています。確かに80年あるいは70年の間、企業が私たちを雇用し続ける事はないでしょうし・・・だからこそセルフリーダーシップを持つ一人ひとりが繋がり支え合うことで80歳まで働く社会システムを作っていくことが重要であると思っています。

 

また、「セルフリーダーシップ」を発揮す上で大切なことは、「その仕事で心が満たされるか?」と言った要素も大切になる言っています。働く上でモチベーションは、大切ということですね。

 

まとめ

本当に内容の濃い1冊です。この本の印象は哲学書ではないかと思っていますが。あくまで起業を進めているわけではないと・・・

 

特に投資ファンドにおける話は、みなさんに読んでいただきたい章ですね。

 

他にも

  • 目の前のことを本気でやる
  • リカードの比較優位論
  • ティール組織とリーダーシップ
  • 「自分のストーリー」に正解はない

↑私は何回か読み直した章でした。

 

これからの社会に不安を感じて、今後どのようにしていけば良いのだろうか?と不安を持たれる方の指南書になると思います。また、転職や起業を考えている方にも、進べき方向性を示してくれる本だと思います。おすすめの1冊です。

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