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【書籍 おすすめ】10年後の仕事図鑑 読んだ感想書きました。

こんにちは nyo-gult(飲むヨーグルト)です。

 

今回は、「10年後の仕事図鑑」

著者 堀江貴文×落合陽一

 

読んでみました。

 

きっかけは、今後の日本社会の方向性や

働き方はどのように変わっていくのだろうか?

 

そんな思いから読んでみる事にしました。

 

あくまで感想なのでネタバレしないよう

心掛け、私が個人的に印象に残った章を

ピックアップして紹介したいと思います。

 

印象に残った章は4つです。

■はじめに「なぜ今、人生のグランドデザインを考え直さなければいけないのか?」

■chapter1「すべてが逆転する これからの働き方」

chapter2「なくなる仕事 変わる仕事」

chapter3「生まれる仕事 伸びる仕事」

 

はじめに「なぜ今、人生のグランドデザインを考え直さなければいけないのか?」

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私は、「人生のグランドデザインとは何か?」といきなり大きな疑問を持ちました。

 

読み進めていくと昨今、話題のAIが人間のおこなう単純労働に代替され「人がおこなう仕事」を奪っていく・・・

 

そうなると世の中の仕組みが変わり、「当たり前」とされていた人生感も変わることになります。

 

これまで人生のロールモデルとして

学校を卒業→就職→結婚→出産→家や車を購入→引退→悠々自適の年金生活

 

このロールモデルが崩れかかっていると指摘しています。

 

薄々みなさん感じていたことだと思います。

 

インターネットがグローバルにつながった時代に

・画一的な「幸せなロールモデルは、存在しない」

・激動の時代にどうように生きていけば良いか?

 

その処方箋を出しましょうと言う始まりのようです。

 

Chapter1 すべてが逆転する これからの働き方

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理想系は、労働者=経営者

AIが現存する職を代替する事は、間違いない。

雇用され労働して対価をもうらうスタイルは消滅していくだろう。

~引用元 10年後の仕事図鑑 P34より~

 

この章の読み始め、会社に雇用され対価をもらうスタイルが消滅したらどうのなるのか?

 

多くの方が困る問題だと思います。

 

会社がなくなってしまうわけですから・・・。

 

しかし、この章で触れられているのは、労働者視点で言えば「会社がなくなる」と思うかもしれませんが、経営者視点を持てば会社はなくならいと言うわけです。

 

では、どのように経営者視点を持つのか?

 

新しいアイディアで会社をつくり事業をおこなうとします。

 

同業者を募り、お金を出し合い、価値あるものを作り取り分を決めて分配する。

 

そうすることで、経営者がトップダウンで仕事を割り当てるのではなく、「“皆”で労働力を割り当てる」ことで、いわゆる労働者ではなく経営者の視点も持つことできるわけです。

 

昨今では、国の方針として企業に対して副業を解禁するように働きかけています。

 

副業の多くは、個人でおこなうスタイルが多いですが、共同で会社をつくり事業を

おこなうスタイルも今後増えていくのではないかと思います。

 

そう言う意味では労働者=経営者の視点は、大切なのかもしれません。

 

これが「逆転するこれからの働き方」と言えるのではないでしょうか?

 

chapter2「なくなる仕事 変わる仕事」

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「人間対人間」から、「人間対機械」へあらゆるものに市場原理が適用される。社会システムが変わっていけば、「過去の普通」が「普通」ではなくなる。

~引用元 10年後の仕事図鑑 P74より~

この本の最大テーマ「なくなる仕事 変わる仕事」について、この章を読んだ感想を述べたいと思います。

 

少し長くなります。

 

「なくなる仕事 変わる仕事」の本題に入る前に、社会システムが変わると「過去の普通」が「普通」でなくなる点から説明したいと思います。

 

その事が「なくなる仕事 変わる仕事」の内容につながっていきますので・・・

 

社会の変遷として狩猟時代から現代にいたるまでの流れを説明いきます。

 

狩猟時代は

・食する獲物を探す。

・獲物を捕獲する。

・捕獲した獲物を食す。

 

人間が生きる上での全能的能力を有していた時代がありました。

 

しかし、時代を経て人間が全能的能力がなくても生活ができるようになっていきます。

 

例えば

具合が悪くなったら病院で診てもらう。

お腹が空いたら飲食店でご飯を食べる。

 

時代の変遷ともに、全能的能力を持たなくても仕事の分業化で生活ができるようになります。

 

一人ひとり異なるそれぞれの特性に合わせて、役割を分離することを可能にしてきたわけです。

 

それを社会システムにおける「最適化」、「専門化」であると述べています。

 

このように「人間対人間」の関係で社会の最適化がなされてきましたが、ここ40年~50年の間で「人間対機械」の最適化もなされてきました。

 

本の中では「くら寿司」を例に挙げ、「半人間 半機械」のかたちが、最適解しています。

 

そして「人間対機械」の役割の最適化の答えは、「コスト」にあるとしています。

 

人間がおこなうより、機械がおこなった方がコストが安いなら機械にまかせればいいと言うわけです。

 

長くなりましたが社会の変遷をたどり、どのように人間社会が最適化され、その変遷から「昔の普通」が「普通」でなくなっていくのか?

 

このプロセスを理解することは、大切なことだと思っています。

 

この社会システムの最適化が「人間対機械」と言う関係で、相対的にAIやロボット技術が人間の仕事を代替していく世の中になる本質であると思っています。

 

そして「なくなる仕事 変わる仕事」へ話がつながっていきます。

 

著書で「なくなる仕事」について

■定型化された単純業務

■高報酬な仕事

この2点が、AIに代替される職種としています。

 

では、「なくなる仕事」を一部紹介します。

・管理職

・秘書

・営業職

・現場監督

・エンジニア

・弁護士

・会計士、税理士、社労士

など31職種

~引用元 10年後の仕事図鑑 P80~P87~

なぜ、上記の職がAIに業務を代替され「なくなる仕事」に上げらているか、著書を読んでみなさんに詳しい内容を知って欲しいと思っています。

 

AIが得意とする領域は、

■定型化されタスク管理された仕事

■業務で蓄積された大量データを「論理・統計・確率」で計算処理ができるもの

 

と私は理解してますが・・・

 

この辺りを踏まえて本書を読み進めて欲しいです。

 

逆にAIが、あらゆる領域の仕事を代替する一方で、新たに「生まれる仕事 伸びる仕事」があると紹介しています。

 

chapter3「生まれる仕事 伸びる仕事」

では、さっそくご紹介します。

・個人経営のお店

・職人

・ドローン

・ショービジネス

・テンプレゼンスロボット

など11職種

~引用元 10年後の仕事図鑑 P126~P133~

なぜ、上記の職種がAIに代替されにくいのか?

 

この章も読み進めると奥が深いです。

 

AIが得意とする領域に加えて、統計処理からもたらせれる最適化プロセスに「これをやりたい」という意思がないところに「生まれてくる仕事 伸びる仕事」があると言えます。

 

AIは、画一的な処理は得意ですが、何か発見し実現するモチベーションは人間にしかありません。そこに「AIに代替されにくい仕事とは何か?」の答えがあると思います。

 

ここまでが私が印象に残った4つの章でした。

 

他にも

Chapter4 お金の未来

Chapter5 日本の幸福と社会について

Chapter6 ピュアな情熱に導かれた〝自分の人生〟生きよ

 

残りの章も読んでいて難易度高く、2~3度読み直さないと理解が深まらない感じです。

 

今回は、「10年後の仕事図鑑」の個人的に気なるなった章を感想を交えて紹介しました。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。